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Q&A番号:006923 更新日:2020/03/09

Q: 「ライブND撮影」 の設定と撮影方法を教えてください。(E-M1 Mark III)

「ライブND撮影」 の設定と撮影方法を教えてください。(E-M1 Mark III)

A:
ライブND撮影 とは

「ライブND撮影」 は撮影モードが S (シャッター優先) または M (マニュアル撮影) のときに設定できます。

この機能を使うと、複数の画像を合成して疑似的に露光時間を延ばします。レンズに NDフィルター (減光フィルター) を取り付けなくても、長秒時シャッターで撮影したような効果が得られます。効果の段数は ND2 (シャッタースピード 1段分) 〜ND32 (シャッタースピード 5段分) の5段階が選択できます。たとえば、1/60秒、F11で適正露出 となる環境下で、ND32 に設定すると、シャッター速度を最長1/2秒まで遅くして撮影できます。

また、撮影前にファインダーやモニターでスローシャッター効果を確認できます。


実際の撮影画像は E-M1 Mark III 製品紹介の 「実写サンプル4」 で確認できます。

ライブND撮影の設定と撮影方法

ライブND撮影の設定方法は、以下のとおりです。

  1. 撮影モードが S (シャッター優先) または M (マニュアル撮影) の状態で MENUボタンを押し、(撮影メニュー2) の 「ライブND撮影」 を選択して OKボタンを押します。
  2. 上下ボタンで [On] を選択し、右ボタンを押します。
  3. ライブND撮影の設定画面です。露出量を調整する 「ND段数」 と画像の仕上がり具合をライブビューで確認できる 「LVシミュレーション」 の設定をおこないます。各項目を選択し、右ボタンを押して設定します。各項目を設定後、OKボタンを押します。
    • ND段数
      [ ND2 (1EV)] / [ ND4 (2EV)] / [ ND8 (3EV)] / [ ND16 (4EV)] / [ ND32(5EV)] から選択します。
    • LVシミュレーション
      On の場合、シャッター速度の設定による画像の仕上がり具合をライブビューで確認できます。(初期設定は On です)
  4. 設定後すぐにライブND撮影をする場合は [On] を、撮影しない場合は [Off] を選択して OKボタンを押します。
  5. ライブND撮影を On に設定した場合、撮影画面にライブND撮影が On であることを示すアイコンを表示します。
  6. リアダイヤルでシャッタースピードを設定し、撮影します。
    シャッタースピード上限 (最も速いシャッタースピード) は、設定した ND段数で変わります。設定できるシャッタースピードは下表を参考にしてください。LVシミュレーションが On の場合、仕上がりイメージを確認しながらシャッタースピードの設定ができます。
    設定した ND段数 シャッタースピード上限
    ND2 (1EV) 1/30秒
    ND4 (2EV) 1/15秒
    ND8 (3EV) 1/8秒
    ND16 (4EV) 1/4秒
    ND32 (5EV) 1/2秒
  7. 撮影後、ライブND撮影を終了にするには、手順2 の画面でライブND撮影を [Off] を選択し、OKボタンを押します。ライブND撮影の設定と撮影手順は以上です。

Tips :

メモ :

  • ライブND撮影中の ISO感度は 800 までに制限されます。ISO感度を AUTO に設定されている場合も上限が 800 になります。
  • ライブND撮影と以下の機能は同時に使えません。
    HDR撮影 / ハイレゾショット撮影 / 多重露出撮影 / デジタルシフト撮影 / ブラケット撮影 / インターバル撮影 / フリッカースキャン / フリッカーレス撮影 / フィッシュアイ補正撮影
  • ライブND撮影は、撮像素子に届く光量を調節するNDフィルターとは異なるため、高輝度の被写体が露出オーバーで写ることがあります。
項目は以上です。

回答は以上です。アンケートにご協力をお願いいたします。

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